がんばらない暮らし研究所
50代からの、軽やかに生きるヒント
心をラクに

苦手すぎて会社を辞めたくなる私が気づいたこと

最近、ふと思ったのは「苦手は克服しなくてもよい」のかもしれないということ。

私は、仕事でお客様からの問合せの対応に苦手意識があります。
時々、このために会社を辞めたくなる時があるほどです。

この苦手な気持ちをどうにかする方法について考えていて、ふと思ったのです。

「苦手を克服する必要はあるんだろうか?」と。

苦手は苦手なままでもいいのではないのか。

苦手な気持ちはあるけれど、その仕事ができていないわけではありません。
ミスすることはあっても、なんとかこなしています。

それなら、それでいいのではないか。

なぜ苦手を克服しようとするのか?

そもそも、なぜ私たちは苦手を克服しようとするのでしょうか?

小さなころから、「苦手なものは努力してできるようにすること」が大切と教わってきたように思います。

学校では、苦手なものをなくすような教育をされてきました。
「できないものを頑張ってできるようになる」ことは素晴らしいことと教えられてきました。

得意を伸ばすことよりも、苦手をなくすことの方が重視されてきたように思います。

そんなことから、「苦手なものは頑張って克服しなければ」と考えてしまう人が多いのではないかと思います。

さらには、「そこで頑張れない自分はダメだ」とも思ったりもしてしまいます。

でも、思うのです。
もう50代、いまさら苦手なものは苦手なままでもいいんじゃないかと。

まだ10代、20代くらいなら、いろいろ挑戦して、苦手を克服しようと努力してみてもいいと思います。
成長過程で、苦手が得意になることだってあるかもしれません。

でも、50代で苦手がいまさら得意になることはないのでは。
それに、苦手なら苦手なままでも、何とかなるのではないかと思うのです。

苦手なままでもなんとかなる

私が苦手なお客様の問い合わせ対応の仕事ですが、苦手意識はものすごくあるのですが、実務はそれなりにこなしています。

もちろん失敗はあるし、時間がかかったりもします。

でも、業務としては一応こなせています。

苦手な気持ちはあっても、業務がそれなりにできているなら、それでいいはず。
これ以上、上手くできる必要はないし、苦手な気持ちも克服しなくてもいいように思います。

苦手に思う気持ちが辛くて、何とかしようと思ったけれど、たぶん頑張っても苦手なものは苦手なんです。
だから、苦手なままでいいんだと思うことにしました。

そう思ったら、ちょっと気がラクになりました。

本当は、苦手な仕事なら他の人に代わってもらうのがいいと思います。
苦手なことはしないのが一番だと思います。

その方が気持ちがラクだし、得意なことに力を注いだ方が成果が上がります。
会社としても得意な人がやった方が、成果が上がります。

ただ、私の場合、会社には人が少なく、代わってもらえる人が今はいません。
だから、まあ、苦手だけどできなくはないから、淡々とこなそうくらいでやっていければいいかなと今は考えてます。

苦手は苦手なままでいいじゃない、と思うだけも、気持ちはラクになりますから。

苦手は苦手のままでいい

50代にもなったら、自分の得意不得意はだいたいわかってきます。

苦手なものはいまさら頑張っても、得意にはなりません。
苦手を克服しようと頑張るのは大変です。

できるだけ苦手なことはしないのが一番です。

でも、苦手なことでもやらなければならないなら、とりあえずこなせる程度でいいんです。
克服しようなんて考えなくてもいい。
頑張るところはそこじゃない。

苦手は苦手のままでいい。
頑張るのは得意なことでです。

50代になった今、無理に頑張るよりも、ラクにやり過ごすほうが大切だと思います。
得意なことに力を注ぐ方が、自分にとっても、周りにとってもプラスになるはず。

苦手にとらわれず、「まあ、これでいいか」と思えることが、これからの人生を少しラクにしてくれる気がします。