最近、昔に比べて、心が安定しているなと感じます。
イライラしたり、落ち込んだり、焦ったり、そんなことが減ったように思います。
それは、50代になって、いろんなことを経験してきて、あまり動じなくなったこともあるかもしれません。
それ以上に思うことは、人と比べることが減ったからかと思います。
あの人は上手くいっているのに、あの人はキラキラしているのに自分は・・・・。
そんなふうに思うことがほとんどなくなって、心がラクになったように思います。
人と比べなくなった理由
人と比べることが少なくなった理由は、「仕事関係で人と会う機会が減った」「SNSを見ることが減った」ことだと思います。
仕事関係で人と会う機会が減った
会社員や個人事業主として働いてきたときは、仕事の人と会う機会が多くありました。
最初に入った会社では、人数が多い会社で、同僚も同期もたくさんいて、よく集まって飲みに行ってもいました。
そんな時は、もちろん、仕事の話をするわけですが、みんなの話を聞いているとすごく仕事ができるように思えてくるのです。
みんなこんなに仕事ができるのに、私はみんなほどの仕事は任されていないし、成果も出せていない。私はなんてダメなんだ。
そう思えて、焦ったり、落ち込んだりしていました。

オンライン秘書のようなことをしていた個人事業主時代。
仕事のために、個人事業主仲間と交流を持つようにしていました。
交流していると、自分とは比べものにならないくらい、稼いでいる人たちにも出会います。
中には、仕事を始めて、数カ月で数十万円を稼いでいるというような人もいます。
職種は違っても、そういう人の話を聞くと、自分のダメさを感じてしまうのです。
やっぱり焦るし、落ち込むのです。
今は、仕事関係で人と飲みに行くことも、交流会のようなものに行くこともありません。
仕事のことで人と比べることがなくなり、心が落ち着いたように思います。
SNSを見る機会が減った
個人事業主をしていたころ、仕事のためによくSNSを使っていました。
自分が投稿するのはもちろん、人の投稿もよく見ていました。
フォローしているのは、ほとんどが仕事関係の人。
そうするとSNSでは、1カ月7桁売り上げたとか、イベントやセミナーが即満席になったとか、素敵なホテルに宿泊していますとか、ブランド物を買いましたとか、キラキラした情報がたくさん流れてきます。
そんな投稿を見て、「みんなこんなにキラキラしているのに、自分は地味に家で仕事ばかりして、思うように売り上げも上がらなくて何やっているんだろう」と思ってしまうのです。

SNSには、みんなキラキラしたことばかりを投稿するのは当たり前です。
多くの人に見てもらうために、刺激的な内容を投稿します。
仕事を得るために、わざわざ稼げているように見える投稿をする人たちも多くいます。
それはわかっていても、キラキラした投稿ばかりを目にすると、「みんなすごいのに私は・・・」と思ってしまっていたのです。
そして、その人たちに追いつきたいという思いで、お金や時間を使って表面的なことを真似して、でもやっぱりうまくいかなくて、心を削られたりもしました。
けれど、個人事業をやめて、SNSもあまりしなくなったら、他の人と自分を比べる機会も減って、気持ちが揺さぶられることもなくなりました。
人と比べる環境から離れてみる
仕事関係の人と会う機会やSNSを見ることが減ったことで、私は心が不安定になることが減りました。
人と比べる機会が減って、心が安定するようになったのです。
落ち込んだり、焦ったり、イライラしたり、心が安定しないのは、人と自分を比べるからです。
「他人は他人、私は私」と思えればいいのですが、そうもいきません。
特に、自分がツイていないときなど、上手くいっている人を見てしまうと、自分と比べてしまいがちです。

他人のキラキラしたところが目に入るから、人と比べてしまう。
それなら、人と比べる機会を減らせばいい。
人と比べて、落ち込んだり、イライラするなら、SNSをやめてみたり、キラキラしたように見える人がいる場にはいかないことをお勧めします。
自分を落ち込ませるものには、わざわざ近づかない。
それも自分の心をラクにするためには、必要なことだと思います。