がんばらない暮らし研究所
50代からの、軽やかに生きるヒント
老後をラクに

ふたりの母親を見て考えた『高齢者らしさ』の要因

夫の母親と私の母親はともに75歳を超えた後期高齢者。
今年、夫の母親は80歳、私の母親は78歳になります。

それほど、年は変わらないのですが、夫の母親の方がなんだか年齢を感じさせられます。

見た目は二人とも、白髪でそれなりに高齢者です。
夫の母は、足が悪く、出かける時に杖を持っていきます。
それが、年齢を感じさせる理由の一つではあります。

外見ではない年齢を感じさせる要因

でも、見た目だけではなく、雰囲気が夫の母の方が年齢を感じさせるのです。
頼りなく感じるいうか、弱弱しく感じるというか。

私の母の方がハキハキしていて、いつも自分で率先して動いていく感じがあります。

ほとんど年は変わらないのに、年齢を感じさせる人とさせない人何が違うのでしょうか?

それぞれの体の丈夫さや生活環境も関係があるとは思います。

夫の母は足が悪く、最近やっと義父の介護が終わり自分のことを気にかけられるようになった状態。
一方、私の母は足腰はまだまだしっかりしていて、車も運転し行動範囲も交友関係も広い。

ずっと家で介護をしていた夫の母よりも、いろいろ出かけて人に会うことが多い私の母の方が元気に見えるのは仕方がないのかもしれません。

行動範囲の広さは、年齢を感じさせるかどうかの一つのポイントなのでしょう。

孫といるとおばあちゃんらしくなる

何が年齢を感じさせるのか考えていて、ふと思ったことがあります。

夫の母も、夫と私といる時よりも義妹家族といる時の方が、高齢者らしく感じるのです。
夫と私だけの時は、夫の母はハキハキ話すことが多いように思います。

でも、義妹家族、特に孫といる時は、おばあちゃんらしく感じる。
孫たちが、おばあちゃんの手を引いたり、義妹が先回りしてサポートをしているとき、弱弱しく見えてしまいます。

サポートがあるから頼って弱弱しく見えるのか、それともおばあちゃんという役割をこなしているのか。
とにかく、義妹家族といるときの夫の母は、年齢を感じさせます。

私の母は、孫がいないため、そういう場面になることがないのです。
なんとなくですが、母は孫がいないこともあって、自分がおばあちゃんという意識があまりないような気がします。

高齢者であることは、自覚しているのですが、おばあちゃんという意識は少ないように思えます。

それから、私も自分の母の扱いはわりと雑です。
スマホの操作やネット関係は頼られるので、やります。
けれど、そのほかのことは、母が自分でやるのでサポートをしてあげようという気持ちが薄いです。

周りにいる人の扱いの違いも、その人が年齢を感じさせるかどうかの要因の一つなのでしょうね。
高齢者扱いをする人といると、高齢者らしくなるのだと思います。

二人の母の違いは

今年80歳の夫の母と78歳の私の母。
年齢はあまり変わらなくても、夫の母の方が年齢を感じさせるのはなぜか。
その要因は
・足腰の丈夫さと行動範囲の広さ。
・孫や子供などが高齢者扱いをするかどうか。

ふたりの母親をそんなことを考えたという話でした。