老人ホームは月15万円。義母の年金では足りないと分かって、私たちが考えたこと
2025年のお正月、義母に会って改めて思ったことがあります。「家族のいざというときのために、お金を準備しておかなければ」ということです。
きっかけは、義妹が調べてくれた老人ホームの金額でした。月額15万円。義母の年金だけでは、とても足りません。
前半は、そのときに考えたことをそのまま残しています。後半に、その後どうなったかを書き足しました。
引っ越したいけれど、引っ越し先が決まらない義母

久しぶりに夫の実家を訪れた年末年始。夫の実家には、義母が一人で暮らしています。
義父は2年前に亡くなり、義母は介護から解放されて、時間的にも気持ち的にも余裕が出てきたようです。そのためか、家の老朽化をものすごく気にするようになりました。
床のへこみが気になって工務店に相談したところ、修繕には数百万円かかるそうで、「直すくらいなら引っ越したほうがいい」と言われたそうです。それ以来、家のあちこちが気になって、引っ越しがしたくてたまらない様子。
公営住宅を申し込んでいるものの、これまで何回も抽選から外れています。引っ越したくても、引っ越し先が決まらないのです。
それを聞いた義妹が、老人ホームも調べてくれたそうです。
老人ホームは月15万円。年金だけでは足りません

確かに、老人ホームもありかなとは思います。ヘルパーさんが来てくれることはあっても、一人の時間が長いので、心配はあります。
ただ、義妹が調べてくれた老人ホームの金額は、月額15万円。義母の年金だけでは足りない金額です。
世の中には、年金額が多くない人もたくさんいます。国民年金だけの場合、20歳から60歳までの40年間、保険料を満額納めた人でも、2026年度の支給額は月7万608円です。この金額だけで入れる老人ホームは、なかなかありません。
こうした場合、行政の支援を受けて入居している方もいるようです。ただ、支援の内容は収入や要介護の状態によって人それぞれ違います。
義母の場合は厚生年金にも入っていましたが、加入年数がぎりぎりなので、金額はあまり多くありません。介護認定も、当時は要介護までは行っていない状態でした。年金と行政の支援を合わせても、老人ホームの費用には足りないようでした。
仕送りが必要な日がくるかもしれない

となると、仕送りをすることになります。でも、私たち夫婦が今と同じ生活をしていたら、仕送りは結構厳しい。
仕送りをするとなれば、今の生活を見直す必要が出てきます。ゴルフを控えたり、車を変えたり、私が働く時間を増やしたり。
夫には妹がいるので、そちらからの仕送りもあるかもしれません。でも、義妹の家にはこれから教育費がかかる子どもが二人います。学費に加えて仕送りとなると、かなり大変です。
それに義妹は義母と近い場所に住んでいて、何かと世話をしてくれています。世話をして、さらに仕送りとなると、負担が大きすぎます。
そうなると、仕送りのメインは私たち夫婦です。なかなか厳しい。けれど、いつかは必要になること。今日明日の話ではなく、事前に準備ができるだけ、ありがたいのかもしれません。
いざというときを見据えて、準備をしていかなければ

義母は、まだまだ老人ホームに入るつもりはないようです。いつかは入る日が来ると思っていても、日々の生活ならまだ一人で暮らせる。人から世話をされることで、逆に弱ってしまうかもしれない。それに、お金もかかって子どもたちに負担をかけてしまう。だから、できる限り自分で頑張りたい。そんなことを話していました。
だから、すぐに老人ホームに入る話ではないし、急に仕送りが必要になるわけでもありません。でも、人はいつ何があるか分かりません。特に高齢になると、急に体調を崩すこともあります。
私たちができるのは、まずお金の使い方を見直して、出費を減らしていくこと。ただ、減らしすぎて自分たちの生活がすさんでしまうのも困ります。それに、自分たちの老後資金も準備していかなければなりません。
そうなると、収入を増やすことを考える必要があります。夫はサラリーマンなので、給料を上げることは自分の意思ではできません。世帯収入を上げるなら、アルバイトの私の収入を上げるほうが現実的で早い。働く時間を増やすか、別の職に就くか、副業を始めるか。
今年1年かけて、少しでも収入を上げられたら。というより実は、義母の話がなくても、今年は自分の仕事を見直して収入を上げたいと思っていたところでした。ちょうどいいので、今年は本気で収入アップを目指していきます。
家族のためというよりも、自分のため
こういうことを書くと、将来の仕送りのために頑張る嫁みたいに見えますが、実際のところ私は、いざというときに自分が嫌な思いをしたくないのです。
世の中お金だけじゃないとはいうけれど、お金があることで解決する問題はたくさんあります。介護も、お金があれば楽になることが多いと思います。
そして、世の中にはお金で揉めることもたくさんあります。お金がたくさんあって揉めることもあるようだけれど、お金がなくて揉めることもたくさんあるのです。特に親族間のお金の問題は、尾を引くし、解決が面倒です。
親族間でお金のことで嫌な思いは、できるだけしたくない。だから、今からいざというときのために準備をしておきたい。自分のために。そんなことを思った、2025年の年始めでした。
——ここまでが、2025年のお正月に書いたことです。ここからは、その後どうなったかを書きます。
その後、義母は市営住宅に引っ越しました

2025年の秋、義母は市営住宅に当選しました。十数回目の申し込みでのことです。無事に引っ越して、今はそこで暮らしています。
その引っ越しの日のことは、義母の引っ越しと、実家に残された荷物に書いています。
おかげで、老人ホームの話はなくなりました。家の老朽化を心配することもなくなりました。
今は要介護の認定を受けているのか、ヘルパーさんが毎日のように来てくれています。私は詳しいことまでは分かりませんが、一人でも暮らしていける状態です。
ただ、この先、義母が一人で暮らすのが難しくなったときはどうなるか分かりません。そのときはまた、老人ホームの話が出てくると思います。
仕送りはしていませんが、実家のお金は出ています

今のところ、仕送りはしていません。
ただ、義母が引っ越したことで、夫の実家は空き家になりました。その家は借地に建っているので、誰も住んでいない今も、土地の地代と火災保険は夫が払っています。
仕送りという形ではないけれど、親の家にかかるお金は、もう出ているのです。(実家の名義は、義父が亡くなったあとに私が手続きをして夫のものにしました。)
この空き家をこの先どうするかは、空き家になった夫の実家。取り壊すにもお金がかかる“負動産”の話に書きました。
あのとき私が心配していた「いつか必要になるお金」は、思っていたのとは違う形で、すでに始まっていました。
収入を上げると書いた翌年、私は仕事を辞めました
正直に書いておきます。「今年は本気で収入アップを目指していきます」と書いた翌年、私はそのアルバイトを辞めました。
仕事の量も労働時間も増えたのに待遇は変わらず、会社は社会保険の加入にも消極的でした。夫と休みが合わなくなったことも、大きな理由です。
収入を上げるつもりが、収入はゼロになりました。計画どおりにはいかないものです。
そのときの経緯は、130万円を超えそうになって、救済措置を申請しましたに書きました。
準備は、老後資金の投資でまかなえそうです

では、肝心の準備はどうなったのか。改めて考えてみました。
結論としては、私たちが自分たちの老後資金のためにやっている投資のお金で、いざというときはまかなえそうだと分かりました。
お金の事情は人によって違うので、これはあくまで私たちの場合の話です。それでも、収入を増やすという当初の方針とは違う形ではありますが、「いざというときのお金がある」という状態には、少し近づけたのかなと思います。
1年半たって、思うこと

引っ越しでひとつ解決したように見えて、地代という形で、お金は出始めました。義母がこの先どうなるかも分かりません。
それに、夫と義妹の関係は今も良いとは言えません。だからこそ、お金のことは早めにはっきりさせておきたいと思っています。あとになるほど、話しにくくなるからです。
準備をしておきたいのは、やっぱり家族のためというより、自分のためです。2025年の年始めに思ったことは、1年半たった今も変わっていません。むしろ、実家の地代を払い始めたことで、前より現実の話になりました。
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