がんばらない暮らし研究所
50代からの、軽やかに生きるヒント
家事をラクに

散らからない部屋になったきっかけ

私の家は物が少なく、散らかることが少ないです。
散らかっても、すぐに片づけることができる。

そうなったのは、ある二つの言葉のおかげがあると思います。
家族との会話で聞いた言葉、そして、仕事の講演会で聞いた言葉で、本当に偶然出会った言葉です。

その言葉で、常に家を片付いている状態にしようと思えたし、実際に片付いています。
ふとした言葉との出会いで、生活や習慣がかわることがあるんですね。

今回は、この二つの言葉を紹介しようと思います。

「物の場所を決める」

一つ目の言葉は、私がまだ10代か20代の頃に聞いた言葉です。

母と母の友人が話しているときに、たまたま同じ場所にいて二人の会話を聞いていました。
母の友人の娘さんはとてもきれい好きで、実家に帰ってくると片付けをしろと親に怒ってくるという話で、その時に娘さんが言ったそうです。

『片付いている人の家は物の場所が決まっているんだよ』

これを聞いて、私は「へ~、そうなのか」となぜかとても感心したのです。
そして、さっそく実践しようと思ったのです。

私は、もともと部屋がすごく散らかっているタイプではありませんでした。
それでも、いつもなんとなく部屋のどこかに置きっぱなしになっているものがあったりしました。
どこに置こうか迷ったものが、部屋の隅に置きっぱなしになっているような状態。

それは、物の場所をきちんと決めていないことが原因。
すべての物の場所を決めたら、なんとなく部屋のどこかに置きっぱなしになっているものはなくなるはず。

そう思って、物の場所を決めるようになってからは、物がいつまでも出しっぱなしになっていることはほとんどなくなりました。

なぜ、この言葉にとても心を動かされたのかはわかりません。
とにかく、頭に残って、実践しなければと思ったのです。

今でも、いつも新しいものが家にやってくると、どこに置くかきちんと決めるようにしています。
そして、使ったものがいつまでもしまわれずにいることもほとんどありません。

「机が汚い奴はだいたい仕事ができない」

私は、部屋はあまり散らかることはなくなったものの、会社の机は資料がいつも積みあがっていて、仕事に追われているような状態でした。

そんなときに、会社でゲストを呼んで講演会が行われました。
その時に講師の話の中で、聞いた言葉が2つの言葉です。

講師は、経営立て直しのコンサルタントをされていました。
自分が継いだ会社をV字回復させた経験から、経営の立て直しのアドバイスを他社にしている方でした。

その講師が言った言葉

『机の上が散らかっている奴はだいたい仕事ができない。業績が良くない会社はたいてい社内が乱雑』

20代後半で、仕事に悩んでいた時なので、この言葉は刺さりました!
仕事ができない奴になりたくない!机の上をを整理しなければ!!

それ以来、会社の机はきれいに整理。
いろいろ悩んで業務が進まず、その結果積みあがった資料も片づけるように努力しました。

今考えれば、机の上を整理したからといって、仕事ができる奴になれるわけでもないのですが、その時は、できない奴になりたくないと必死だったのです。

ただ、机の上を片づけたことで、やっぱり仕事ははかどるようになったと思います。
というか、机を片づけるために、頑張って仕事をした結果が出たんですね。

そして、机を整理するようになって思ったのは、散らかったままになっているときは、心も散らかっているということ。
そういう時は、あえて机を整理して、頭や心も整理するようにと考えるようになりました。

その後、机だけでなく、家も整理した方ができる奴になれるんじゃないかと、家でも整理整頓を意識するようになったのです・

その習慣が今でも続いています。
おかげで、散らかったままでいることがほとんどない家になりました。

何気ない出来事がきっかけになる

私がこの言葉たちに出会ったのは偶然。

偶然に聞いた言葉が、なぜか頭に残って、行動につながりました。
その結果、散らからない家を維持することができています。

何がきっかけで自分にスイッチがはいるかわかりません。
なので、いろんな人の話を聞く機会をもつといいのかなと思います。

そして、今回紹介した言葉が、誰かを動かすスイッチになったり、参考になって、散らからない部屋になる人が増えたらうれしいです。