『怒り』は伝染するそうです。
怒りだけでなく、「情動感染」といって、人の喜怒哀楽の感情は感染すると考えられているそうです。
最近も、これって怒りの伝染なのかもと思うことがありました。
夫は、営業職でお客さんに怒られることもあります。
会社がミスをしたら怒られるもの仕方ないですが、「そんないい方しなくても・・・。そこまで怒らなくても・・・」と思うようなこともあるようです。
そんなふうに必要以上に怒られると、夫はイライラして帰ってきます。
怒りが伝染したんでしょうね。
私は、些細なことでものすごく怒る人は、その些細なことに怒っている以前に、嫌なことがあったのではないかと考えています。
もともとイライラしていて、それを些細なことで爆発させているのではないか。
そうして、怒りをぶつけられた相手は、怒りに伝染してイライラしてしまう。
さらに、怒りに伝染した人がイライラをほかの人にぶつけて・・・。
と怒りは伝染していく。
感情が伝染するものといっても、怒りの伝染はいいこととは思えません。
怒りを発散して伝染する方はスッキリするかもしれませんが、伝染させられる方はたまったものではありません。
伝染することで、嫌な思いをする人が増えていくのはよろしくない。
だから、怒りを伝染させられたとしても、自分は伝染させないようにしたいと思うのです。
怒りをぶつけられると、確かにイラっとしてしまう。
それは仕方ない。
でも、そのイライラをほかの人で発散しない。
負の連鎖を自分のところで止める。
そんなふうになれたらと思います。
どうせ伝染させるなら楽しい気持ちやうれしい気持ちを伝染させたいですね。