うちっちブログ
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親のこと

一筋縄ではいかない高齢両親の家探し

家探しや引っ越しって、かなりの労力がかかりますよね。
家を建てる場合はなおさらだと思います。

良い家を求めて、あちこち動き回らなければならない。
決めることもいっぱい。

若い時でも大変なのに、体力も気力も落ちた高齢者の家探しはさらに大変。

高齢両親が家探しをすることになったが・・・

私の両親、80歳の父と77歳の母。
公共工事に協力して、家を取り壊し、引っ越すことになりました。

これがなかなかスムーズに進まないのです。

両親が高齢になって、二人だけでは精力的な家探しができないのです。
特に父は、自ら物件を探す気力が全然わかない様子。
私や弟に「物件探してみてくれよ」と投げてきます。

そのため、私は不動産情報サイトで調べて、条件に合いそうな物件をリストアップして親に情報提供などのサポートをしています。

地方なので物件そのものが少ないのですが、希望する条件のものはさらに少ない

両親というか、父の希望は弟夫婦との二世帯住宅です。
二世帯住宅となると、それなりに広い敷地が必要。
地方なので車は一人一台。となると駐車場も4台分必要。

そんな広さの敷地は希望する地域の不動産市場になかなか出てこないんですよね。
二世帯住宅でなければ、まだ選択肢が広がるのですけど・・・。

なかなかご縁がないようで

そんな中、条件に合うよい物件が見つかりました
土地が広い築浅の中古物件。二世帯住宅じゃなくて、空いている場所にもう1軒、家を建てて敷地内同居にすればいい。

ということになり、両親と弟夫婦とで内見にも行ったのですが・・・。
結果的に、契約成立なりませんでした。

タイミングが悪くて、公共工事側との調整をしている間に、他の方に買われてしまったのです。

家探しはふりだしに。

再度、物件をリストアップして、物件巡り。
前回の物件探しから、1年たっていたのですが、この1年で父は物忘れがひどくなって、気力もかなり落ちた様子。

そのためか、前回は自分たちで物件巡りをした両親も、なかなか腰が重くて、先に進まない。
そこで、夫に車を出してもらって、私が両親を連れて物件巡り。

その中から、弟夫婦とも意見が一致した物件の購入を進めました。
が、今回も契約できませんでした!

売主が売却を取りやめたのです。
売主側のご家庭の意見が一致しなかったようで、物件は売らないことにしたとのこと。

でも、私としてはこの物件はダメになってよかったと思っています。

二世帯住宅を建てるって難しい

なぜなら、この物件の土地に二世帯住宅を建てる計画だったのですが、その計画について、母と弟との話し合いがあまりうまくいっていなかったためです。

物件を買うつもりで、弟がハウスメーカーに話を聞きに行き、見積もりと家の設計案をもらってきました。

父はめんどくさいので、「設計等家の建築はまかせる」と弟に言っていました。
とはいえ、自分の住むスペースにはそれなりに意見を反映してほしい母。
弟に意見をいっても思うように取り入れてもらえない。
そもそも母は購入予定の物件の場所も気に入っていませんでした。

私は任せるといっても、両親が住むスペースは両親の意見で作った方がいいと思っています。
人って、「ある程度の形ができてこないとわからない」ものだと思います。
だから、設計図が出てきて初めてイメージができて、いろんな意見も出てくるのです。

私はそう思っているので、弟には母の意見はもっと聞いてあげてほしい。
だいたい住宅の資金は両親から出るんだし。

ただ、母の意見の伝え方もあるので、弟が一方的に悪いとは思いませんが。

そんなこともあり、狙っていた物件はまたもや買えませんでしたが、それでよかったのではと思っているのです。

二世帯以外も視野に入れて

それでも、引っ越すための家は探さなければならない。

私は再度、物件のリストアップをしました。
今回は、二世帯前提ではない物件もリストに入れました

母はもともと二世帯住宅には消極的で、弟との設計のやりとりもあって、できれば二世帯住宅を建てるのは避けたい様子。

現状も両親と弟夫婦は同じ建物で隣同士に住んでいるのですが、普段、あまり顔を合わせないそうです。
今でも頼み事は隣の家の弟よりも、少し離れた私にすることの方が多い。

だったら、この際、二世帯住宅はやめて、別々に家を探したらいいのでは!
同じ市内に暮らしていれば、用事があるなら、呼んでくれたらすぐに行くことができるし、何かあった時でもすぐに駆け付けることはできる。

例えば介護が必要になった時などに、寝泊りできるスペースがある家にすれば、それでいいのではないかと思ったからです。

二世帯住宅って、建てた後だってなかなかに大変だと思うんですよ。
お互い気を使ってストレスをためながら生活するよりも、体が動く間は離れて住んだ方が気楽ではないかと。

ということで、二世帯住宅を考えない物件もリストアップ。
またもや夫に車を出してもらい、両親と物件巡り。

そこで、両親が一番気に入ったのが、敷地内別居もできる敷地の広さがある中古住宅。
築年数はかなり経っているものの、不動産サイトの写真を見たり、外観を見る限りはきれいであと10年はちゃんと住めそう。

現在経っている中古物件に両親が住んで、敷地の空いている部分に弟夫婦の家を建てればよいのでは。

なにより立地がよく、高齢者が歩いてでも買い物に行けそう。

次の段階として、弟夫婦と物件を内見して、お互いが気に入れば購入へ。
となるのですが、どうなるのやら。

一筋縄ではいかない高齢両親の家探し。
今度はスムーズに決まるといいのですが。