うちの母は、78歳ですが元気で日々、いろいろな用事で忙しくしています。
時には50代の私よりも体力があるのではと思うくらいです。
でも、やっぱり78歳。
体はやっぱり衰えが来ているようです。
高齢者は集まれば健康の話
先日、親の畑を手伝いに行きました。
母の友人も手伝いに来てくれていたのですが、畑に向かう道中、母と母友は健康の話で盛り上がっていました。
母友は、最近、娘から「ほくろの形がおかしい。皮膚がんでは」といわれたため、心配して医者に行ったら「老化現象だったのよ~(笑)」とのこと。
同年代が集まると、毎回そんな話が飛び交っているそう。
それが、どの病院がいいとか、その病気の時はこれがいいとか、いろいろ情報交換になっているようです。
「だから、人の集まりに行くのって大事よね」なのだそう。
私たち50代も、集まれば健康の話も増えたけれど、それは愚痴のような感じだけれど、70代はもう大切な情報の場なのですね。
元気な母の老化現象
畑には道具小屋があるのですが、入口は一段高いところにあります。
コンクリートブロック2枚分くらいの高さで、50代の私でも上がるのに、よいしょという感じです。
それでも、母はこれまで普通に入口に足をかけられていたのですが・・・
「あらやだ!足が上がらないわ~。老化って怖いわね~」
と、この日は足が入口にかけられなかった様子。
うちの実家はエレベーターのない3階建ての3階。母は、毎日3階まで階段を上り下りして、月に数回は体操教室に行くような人です。
それでも、ブロック2枚分の高さに足をかけることが難しくなる。
最近は、階段を降りる時に、思ったところに足が下りないときもあるらしい。
これまで普通にできていたことができなくなる。
それが老化なのですね。
そして、元気なように見えても78歳。
確実に老化は進んでいるようです。
親の老化を感じて思ったこと
ここ数年で、父も母も老化がグッと進んできたように思います。
個人差はありますが、75歳を過ぎるとグッと老化が進む人が多い気がします。
以前、旅行会社の人から、75歳を過ぎると海外旅行のツアーに参加する高齢者がぐっと減ると聞いたことがあります。
今年81歳になったうちの父も、5,6年前までは畑も熱心に取り組んでいましたが、最近は、体と頭の動きが悪くなったようで、雑草だらけの畑になっています。
以前の畑を知っている人は、その変わりように驚いているくらいです。
いつまでも元気だと思っていた親も、日々老化していて、できないことが増えているんだなぁと思う今日この頃です。
そんな親を見ていて思うのは、体と頭が動くうちに、人生を楽しむことも大切なのかもということ。
老後資金をためるのも大切ですが、そのためにやりたいことや楽しみを我慢しすぎるのも良くない。
元気に楽しめるうちに、旅行やゴルフなど楽しんでおくのも大切。
年をとったら、お金を持っていてもできないことが増えていく。
「今を楽しむこと」も将来のための備えの一つなのかもしれません。
親の老化を感じて、そんなことを思ったのでした。