うちっちブログ
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人生100年時代

人生100年時代は来ない?

近年、「人生100年時代」の言葉を聞くようになりました。
が、人生100年時代は来ない可能性が高いらしい。

人生100年時代にはならない?

人生100年時代といわれ始めて、
この先の人生をどう生きていくのか?
長い老後に向けてどう準備していくのか?
といったテーマの記事や番組なども見かけるようになりました。

日本の100歳以上の人口は9万人を超えて過去最多。
1963年には100歳以上は全国にたった153人。
60年で約630倍。

この勢いで行くと、本当に人生100年時代に突入するのでは?!
と思えるのですが、アメリカの大学の研究ではそうでもないらしい。

アメリカ・イリノイ大学などの研究チームが米科学雑誌ネイチャーエイジングに発表した研究では、「今世紀中に100歳まで生きる人の割合が女性で15%、男性で5%を超えることはないとの予測」なのだそうです。

この30年で日本を含む長寿の国での平均寿命の延びは鈍化。
このペースで行くと、今世紀中に多くの人が人生100年になる時代は来ない。
だから、「人生100年」を前提とした老後資金の見通しや保険の価格設定は多くの場合、過大評価になると指摘しているとのこと。

みんながみんな人生100年になるのは、今のところ難しいってことですね。

それでも長生き時代、準備は必要

とはいえ、100歳まで生きる人が増えているのは事実。
何歳まで生きるかは誰にもわからず、人によっては、人生100年も十分あり得ます。

出生者のうちちょうど半数が生存すると期待される年数を「寿命中位数」といいます。
これが、令和5年においては、男83.99年、女90.02年

令和5年簡易生命表の概況|厚生労働省

つまり、半数以上の人はこの年数以上生きるということ。

だから、人生100年とまでは行かなくても、この年数くらいは生きるつもりで老後の準備をしておいた方がいい。

お金や健康の維持など準備は必要とは思うけれど、それ以外具体的に何を準備するべきなのか、実は私はよくわかっていません。

なので、親世代を見ながら、自分の準備も進めていければと思っています。
そう考えると、年を取った親の世話をするのは、自分のためにもなるのかもしれませんね。

昭和22年(1947年)の時点では、半数が65歳まで生きていなかったことを考えると、本当に多くの人が長生きするようになりました。

人類は、これまで経験してない長生きの時代になりました。
これまで経験していないことだから、みんな長生きの人生をどう生きればいいのか、何を準備すればいいのか不安に感じたり、悩んだりするのだと思います。

50歳の私が老後を迎えるまでには、まだ少し時間があります。
なので、今からでも周りの人たちを見ながら自分の老後を考え、学び、備えていければ。
そして、それをここでもシェアしていければと思います。