がんばらない暮らし研究所
50代からの、軽やかに生きるヒント
仕事のこと

頑張っているのに損してる気がする…それって「都合のいい人」になってるかも

いままでに比べて仕事がとても忙しい今日この頃。

あれこれやることも多いうえに、毎日のようにトラブルが出て大変です。

そんな日々でも、不満を言うこともなく働いているため、「大人」と言われたりもしています。

「大人だね」と言われたけど、ただ年を取っただけかもしれない件

不満をいうことなく働いていると、周りからは「頼みやすい人」と思われ、仕事が増えてしまうこともありがちですよね。

今は、人手がないということもありますが、やっぱり頼みやすいがために、仕事がどんどん増えているような気がします。

「都合よく働いてくれる人」になってしまう

私は、仕事をすること自体は嫌いではないし、仕事をするならちゃんとやりたいと思っています。

若いころは、他の人に比べて、仕事ができるわけじゃないから、せめて言われたことはやるようにしようと思ってやってきました。

その結果は、「お願いしたことはちゃんとやってくれる人」と思われ、いろんなことを頼まれるようになりました。
その仕事は、本来、自分の仕事ではないものも結構ありました。

仕事をちゃんとやってくれる人と思ってもらえるのは嬉しいです。

でも、そう思われたからと言って、他の人より給料が高いわけでもなく、結局のところ「都合よくやってくれる人」になってしまっていたのでした。

若いころはともかく、経験を重ねた今でも、そういう傾向があると思います。

不満を言わず、真面目に働く結果、「都合よく働いてくれる人」になってしまうのです。

どこかで線を引くことも大切

会社が大変な時は、自分も頑張らなければとは思います。

会社が発展しなければ、自分の給料も上がっては行きません。
だからこそ、会社がうまくいくように、一生懸命働くべきだとは思っています。

でも、ふと思うことがあるのです。
仕事と給料が見合っていないのではと。
この頑張りは報われるのだろうかと。

私はアルバイトであり、正直言って給料は高くはありません。

できる範囲で仕事を頑張ればよく、体にムチを打ち、プライベートを犠牲にして働くこともないのです。

どこかで線を引かないと、また、「都合よく働く人」として扱われてしまうように思うのです。

「都合よく働く人」で終わらないためには

「都合よく働く人」で終わらないようにするためにどうするのか?
考えてみました。

①自分の業務範囲を意識すること

自分の業務範囲を意識して、なんでも引き受けることはやめるようにすることです。
断らないから、「頼めばやってくれる」と思われてしまうのです。

自分の業務範囲ではないことは、断ってみる。
まずはそこから始めるのが大切です。

②できないものは「できない」という

頼まれてもできないときもあります。そんな時はちゃんと「できない」という。

忙しいけれど、頑張ればなんとかなるかな、と考えて引き受けてしまい、ムリしてやり遂げる。
苦労してやったその仕事も、相手は無理してやり遂げたとは思ってはいないと思います。

「ムリならムリって言ってくれたらよかったのに」くらいの気持ちです。
だからこそ、できそうもない時は「できない」といっても大丈夫なのです。

③本当に評価される環境を考える

自分の仕事と給料が見合っていないと思うなら、環境を変えることも考えるべきだと思います。

これだけの仕事がこなせるなら、他でも働けるのでは?もっと給料や待遇がよいところで働けるのでは?と考えてみる。

本当に転職などをするかは別として、他の会社や仕事を探してみるのもいいと思います。
そこで、転職できると思えばすればいいし、転職は難しいとなれば、そのまま今の仕事を続ければいい。

ただ、本当に評価される環境を考えてみてもいいと思うのです。

 

仕事を頑張ること自体はいいことだと思います。
ただ、自分を大切にして、報われる働き方を考えることも大切だと思います。

報われる働き方を考えよう!

頑張って働いても、「都合の良い人」で終わってしまうと報われません。

「会社のため」に働き、会社が発展すれば、後々は自分に返ってくるとは思います。

だけれど、「会社のため」だけではなく、「自分のため」も考えることが大切です。

頑張っているのに、なんだか損しているような気がする。
そんな風に思ったら、働き方を見直すときです。

自分の価値を正しく評価してくれる環境を探すことも、選択肢のひとつかもしれません。

報われる働き方を、私自身も考えていきたいと思います。