「モクモクと作業をする仕事」を選んだはずなのに・・・
気が付けば、ショップスタッフとの連絡窓口として、話をしたり、ショップまで出張したりという仕事をすることになりました。
私は、今の会社に「デザイナー職」としてアルバイトで入りました。
仕事は、ネットショップ用の画像やチラシなどをモクモクと作成すること、だったはず。
デザイン業務以外にも、メールでの問い合わせに対応したりなどの仕事もありますが、どれもモクモクとパソコンに向かってする作業でした。
が、会社がショップをオープンし、1カ月半たったところで、私がショップスタッフとの連絡担当になりました。
デザイン業務もやりつつです。
私が担当になった理由
なぜ私が、ショップスタッフとの連絡担当になったのか?
それは会社に「私以外やれる人がいないから」です。
会社はスタッフが少なく、社長をのぞくとスタッフは3人。
これまで社長が自らショップスタッフとやり取りしていたものの、それだといろいろ難しいことがあって上手くいかない。
社長とショップスタッフとの間に誰かが入る方がいい、ということで窓口担当が必要になりました。
だから、社長がやるわけにはいかない。
私以外の2人は、主に発送や梱包の担当。
私よりも勤務時間が短かったり、お子さんがいて出張も難しい。
来月、新しいスタッフも入ってくる予定ですが、入ってすぐに連絡担当になるのは難しい。
また、新人さんは男性。ショップスタッフは女性なので、できれば連絡担当も女性の方がやりやすいのではというのもあります。
というわけで、私が連絡担当にならざるを得なかったのです。
担当になって負担が増えたが
連絡担当になって、数日ですが、すでに結構大変。
ショップスタッフとの連絡業務となると、自分のペースだけで進めるわけにはいかないことが多い。
デザイン作業をしているときに、ショップからの連絡があって作業を中断して対応して、とかしていると「あれ、どこまで何やってたんだっけ」ともう一度作業に集中するまでに時間がかかってしまいます。
そのため、仕事の効率が下がって、進捗が遅くなっている状態です。
連絡業務自体にもそこそこ時間がかかります。
社長はショップスタッフとの連絡業務を気軽に考えています。
ショップからの話を聞いてくれればいいだけだからと。
だがしかし、ショップのわかりやすく伝えるために、メールを書いたり、資料を作ったりするには時間が必要。
メールで送っても、質問が出ることがほとんどで、メールや電話で追加の説明をすることになります。
それに、日々、いろいろな要望や相談が送られてきます。
それに結構時間をとられるのです。
また、心理的負担も結構あります。
社長の言うこともわかるし、ショップスタッフの言い分もわかる。
それぞれに、どう伝えるのとスムーズにいくのか?
言葉を選らんで話さなければならず、気を使います。
スタッフ間の問題も聞いたりすることもあり、それにもストレスを感じます。
こうして、負担は増えたわけですが、給料は今までと同じです。
社長は、うちの会社の時給は高いと思っているようです。
確かに周りに比べて低いわけではありません。
でも、この連絡業務の負担に見合っているのかというと・・・。
自分の能力を知る機会かもしれない
仕事に不満があるなら、やめればいいのでは。
といわれると、そうなのですが・・・。
私は、今の仕事を選んだ時の条件は
・夫と休日を合わせられること
・夫よりも早く帰ってこられること
・通勤がラクなこと
・できれば徒歩通勤
・人と接することが少ない仕事
この条件に合う職場が意外と少ないのです。
そのため、今の会社をすぐにやめるということはできない。
夫の給料だけでも生活はできるけれど、気兼ねなく自分が自由に使えるお金は欲しい。
将来のために貯蓄もしたいし。
それなら、今の仕事でやれるだけのことはやったほうがいいかと思っています。
それに、新しい業務は負担には感じているけれど、自分がどこまでできるのかを試してみたい気持ちも少しあります。
社長は単なる連絡役と思ってるかもしれないけれど、私はマネージャー的な仕事だと思っています。
自分がマネージャー役としてどこまでできるのか、自分の能力を知る機会なので、今年いっぱいはやってみるつもりです。
もしかしたら、この経験が今後の人生で役に立つかもしれないですしね。
雇われて働いている以上、自分の意にそわない仕事をすることはあります。
その時に、辞める選択肢もあるけれど、そこで新たな自分の能力を発見したり、新たな経験をする機会だと思って取り組んでみるのも一つの道です。
期待されてないから気楽にやればいいや
数日後には、会社に新しいスタッフが入ってきます。
そうすると、私の仕事も少しだけ減るし、仕事の流れも変わってくるかもしれません。
とりあえずは、目の前の仕事を一つ一つこなしていく。
もともと選んだ「モクモクと作業をする仕事」以外もすることになってしまいました。
予想外だけれど、予想外だから面白い経験もできるかもしれません。
社長がたいした仕事と思っていないなら、気楽にやればいいのです。
時には、夫に愚痴を聞いてもらいながら、頑張ってみようと思います。