老いていく私、どうする?
50代、なんだかんだで変化の途中です
親と老後

母が乳がんに。でも、手術の翌日に歩いていた話

聴診器とピンクリボン・乳がんのイメージ

昨年の12月、母が乳がんの手術をしました。

実は、母ががんの手術をするのは2回目。
10年前には、大腸がんの手術もしています。

そんな母の、乳がんとの8ヶ月を、書いておきます。

始まりは、去年の検診だった

マンモグラフィ撮影室(乳がん検診のイメージ)

大腸がんは無事に治って、その後は定期的に検診を受けていました。

そして去年。
検診で、乳がんの疑いが見つかりました。4月のことです。

そこから詳しい検査をして、乳がんと判明。
さらに検査を進めると——片方だけでなく、もう片方の胸にもがんらしきものが。

再検査をすると、やはりがん。
こうして、両方の胸を手術することになりました。気づけば、もう8月です。

手術するまでになかなかに時間がかかります。

「全部取る」を選んだ母

乳がん検診の問診票とピンクリボン

手術には、2つの方法があるそうです。

  • 部分切除:がんの部分だけ取って、胸を残す。ただし手術後に放射線治療(月〜金、毎日約1ヶ月/1回15分ほど)が必要
  • 全摘:乳房をすべて取る

どちらも、再建手術で胸のふくらみを作ることはできます。

母が選んだのは、全摘
再建も「いらない」とのこと。
「もう78歳だし、胸がなくてもいい」と思ったようです。

それに、部分切除だと、あとから別のがんが見つかって、結局また全摘に……ということもあるそう。
「全部取るほうが、確実にがんを倒せる」。
母は、そう考えたようです。

手術まで、とにかく検査が多い

カレンダーと予定(検査の日々のイメージ)

方向性が決まっても、すぐに手術とはなりません。

手術に耐えられる体かどうか、ここからまた、いろいろな検査。
麻酔のための麻酔科や、口腔科の診察も必要です。

ようやく手術OKとなっても、今度は手術が混んでいて、2ヶ月近く先に。

聞けば、コロナのときに受診を控えていた人たちが、今いっせいに手術を受けているそう。
幸い母は初期で見つかっていたので、急ぐ必要はないとのこと。

ちょうどその頃、新しい実家が完成して、引っ越しも控えていました。
だから、少し先になるほうが、かえって都合がよかったんです。

そんなこんなで、手術は12月の下旬に決定。
4月に見つかってから、なんと8ヶ月が経っていました。

病院が遠い。そして「家族と来て」問題

病院の外観

母の通う病院は、私たちの街にはありません。
車で45分、電車やバスだと1時間〜1時間半ほどの場所。

うちの街には、大きな手術ができる病院がないんです。
だから、この辺の人は、大きな病気はみんなその病院に行くことになります。

診察や検査は、たいてい母ひとりで行きます。
でも、ときどき「ご家族と一緒に来てください」と言われることが。

そんなときは、私が付き添います。
父は……聞いても忘れてしまうし、そもそも面倒がって行かないので(笑)

付き添い、これからどうする?

うちは、親と同じ街に住んでいるからまだいい。

でも、同じ病院に通う母の友達は、娘さんが数時間かけて付き添いに来るそうです。大変ですよね。

別の友達は、独身で兄弟もいないため、いとこや友達に頼んで来てもらっているとか。

うちは、夫婦ふたりで子どもがいません。
「将来、こういうときどうすればいいんだろう」
——母のことをきっかけに、自分たちの先のことまで、考えてしまいました。

手術の翌日、母が普通に歩いてきた

手術の日は家族の付き添いが必要で、その日は休みだった弟夫婦が行ってくれました。

手術は、無事に終了。

私は翌日、お見舞いに行きました。
病院に入ると、母が私を呼ぶ声がする。
そちらを見ると——普通に、こちらに歩いてくるんです。

え、昨日手術したばかりだよね?

10年前、大腸がんの手術をしたときは、翌日はかなり具合が悪そうで、歩くなんてとても無理でした。
それが今回は、元気に歩いている。本当にびっくり。

内臓の手術じゃないから、体へのダメージが軽いのでしょうか。

母いわく、「先生がびっくりするくらい元気なんだよね(笑)」。
腕も普通に上がるし、お医者さんも驚くほど。

とはいえ、手術した部分に水が溜まったりして、その処置などもあるので、元気でも数日は入院が必要でした。

入院前より元気になって帰ってきた

明るい窓辺の観葉植物(回復のイメージ)

そして年末、母は帰ってきました。

周りの人からは、「入院前より顔色がよくて、元気になった」と言われたそう。

母は糖尿病で血糖値の管理が必要なため、手術の1週間前から入院していました。
そのおかげで、しっかり休養が取れて、かえって元気になったのかもしれません。

手術後、最初の診察にも行きました。
結果は、本当に初期で、ステージ0と1
今後は、ホルモン剤を飲むだけの治療でいいとのこと。

傷も、最初は熱を持って腫れたり、水が溜まったりしましたが、すぐに良くなりました。
今は、何事もなかったように元気に過ごしています。
畑作業も、もう再開しました。

でも、気を使われすぎるのも、寂しい

ただ、ひとつだけ。

畑を手伝ってくれている親戚が、気を使いすぎて、なんでも「やってあげる、やってあげる」と。
それが、母にはちょっと寂しいようです。

「自分でできるんだけどなぁ……」と。

心配して動いてくれるのは、ありがたい。
でも、元気なのに先回りされると、なんだか申し訳なくて、もどかしい。

このあたりの匙加減って、難しいですね。

まとめ

母の乳がんは、初期で見つかって、本当によかった。
やっぱり、検診は大事だなと、あらためて思いました。

そして、付き添いのことや、自分たちの将来のこと。
親の病気は、いろんなことを考えるきっかけにもなりました。

なにはともあれ、母が元気で、なにより。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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